宙組『El Japón(エル ハポン) -イスパニアのサムライ-』『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』 東京公演の感想
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こんにちは。えるぞうです。
令和2年初観劇、宙組東京公演に行ってきました。
観劇初めが2月になってしまった…
余談ですが、ポスターの真風さん、凰稀かなめ様に激似だと思います…
2本立てということで非常に楽しみにしていました。
海外ミュージカルもいいけど、やっぱり宝塚は2本立てですよね~
そしてショーが特に楽しみなのは言うまでもありません!(個人的に)
さて、前半のエルハポン。
エルハポネスの間違いじゃね?
などと、ほんのちょっとスペイン語かじったえるぞうは思いました。
観劇して納得しました。
要するにあれだ。塩を「行徳」と呼んでいたような固有名詞的な意味合いなんですね。
(わかりにくくてスイマセン)
本編ですが、予想と全然違ってました。
何となく「日本人がタイムスリップ的に中世スペインになぜか行ってしまって恋とか友情が生まれて現地に留まる」的なストーリーを捏造していました。
でも、史実に基づいたフィクションだったんですね~
慶長遣欧使節団を派遣したあたりの日本とヨーロッパを、架空の人物を交えて歴史と人間模様が展開されていく…ということらしいです。
史実はともかく、使節団および現地に滞留している日本人はスペイン語を解していたのだろうか…というのが気になって仕方ありませんでした。
だって、恋とか友情とか、ストーリー上でそこそこ複雑な過去が絡み合って形成されていくのに、感覚的ではなくじっくり話し合わないと理解しえないのではないかとそればっかり考えてしまいました。
理屈っぽい話は置いといて、宙組の性格面が良く合ってるなあという配役だったと思います。
トップ様は熱くカッコよく、キキちゃんは屈託ありつつ面白くていいヤツで(髭は似合わん)、ずんちゃんは一途な悪が説得力抜群。
えるぞうは先々代トップ様からの宙組贔屓です。
東京公演を1回観るくらいのライトファンになってしまってますが、やっぱり宙組は思い入れがあります。
まあ様と真風さん、真風さんとキキちゃん、トップと2番手の相性もビジュアルもとっても良くて何か嬉しいです。
トップ2の並びと相性ってトップコンビより重要だと思うの。
キキちゃん、2番手長すぎてちょっと切なくなります…
人事の関係で仕方ないのはわかってるんですが。
歌も安心して聴いてられるし、演技も大らかな魅力があるスターさんだと思います。
何より超美人さん。
上品で和服姿も絶品ですよね!
そして、2番手羽根がとてもよくお似合いで…(涙)
そして、出色だったのはずんちゃん!
いやあ、観るたびに実力も迫力も増してますね~~
はっきり言えば、長身ぞろいの宙組では小柄な方で華やかさにも欠けるところがありますが、とにかく迫力がある。
特に悪役は素晴らしいです。
前回のオーシャンズ11のベネディクトもとても印象的でしたが、今回のエリアス役も悪だけじゃない葛藤がものすごく伝わってきました。
歌も上手だし、彼女がいることで舞台が締まっているようにすら思えます。
同期2人がトップに就任していますが、ぜひずんちゃんも頑張ってもらいたいです。
そして、宙組の悲願である生え抜きトップ誕生を待っています!!
まとめ。
エルハポンはややストーリー展開がわかりにくいけど、宙組スターに似合うプログラム。
アクアヴィーテは宙組らしい怪しさと派手さのバランスが良い。
(個人的には同じ酒モノだったサンテと比べてしまってやや物足りない印象)
フィナーレは衣装が黒系で美しい。
次回観劇ははいからさんかなあ…