2020年4月10日 えるぞう(犬)の通院記録 ~腸リンパ管拡張症(IBD)と慢性腎不全

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こんにちは。えるぞうです。

飼い犬の方のえるぞうの話です。

以前記事にした通り、えるぞうは闘病中です。

通院した時などの記録をメモ的に残していきたいと思います。

 

持病の状態はそこそこ落ち着いていて、アルブミン値に多少の増減はあっても体調は良さそうに見えます。

 

www.eruzouzakki.com

 

IBDのほうは安定していると言っていいのですが、去年末くらいから腎機能の数値に異常が出始めました。

高齢になると慢性腎機能を患う犬や猫は多いみたいです。

でも、えるぞうはまだ8歳。

シニアになったばかりなので加齢によるものではないということですが、原因は特定できないとのことです。

(持病や投薬の影響でもなさそうです)

 

腎機能障害について、まだ勉強不足のため詳しいことは知りません。

とりあえずわかったことはこんな感じです。

 

1、初期は多飲多尿が見られる

2、病状が進み尿毒症になると吐き気により食欲不振となる

3、考えたくない…

 

えるぞうは1と2の間くらいに感じます。

水を飲む量が増えて薄いおしっこをたくさんしています。

タンパク質をうまく吸収できず低栄養になるため、体重も減少傾向です。

肝機能の数値はだんだん進行しているようですが、目立った変化はそれくらいです。

 

この病気も残念ながら完治するものではなく、いかに進行を遅らせることができるかだけ。

腎臓は全体の75%の機能を失っても残りで何とかなるのですが、失った機能を元に戻すことはできません。

 

現在の治療としては、血圧を下げる薬を飲んで食餌療法を続けているだけです。

療法食はIBDのため数年続けていますが、こちらは主に低脂肪を徹底するためなので腎臓にとって必ずしも望ましいわけではないのです。

腎機能障害にはタンパク質が問題となります。

正確に言えばタンパク質に多く含まれるリンを尿として排出できないためです。

 

えるぞうの場合、低脂肪食を続けなければならなず、ロイヤルカナン消化器サポート低脂肪を与えていますが、規定量だと脂肪分が多すぎるのでドライフードを減らして足りない分はジャガイモをトリ肉(ささみ)で補っています。

タンパク質を減らすことも難しいのです。

 

余談ですが療法食に肝臓サポートという商品もあり、こちらに変更できないかと思ってメーカーに問い合わせてみたところ、やはり消化器サポートと比較して脂肪分が多すぎるようです。

※もしご検討される場合は、かかりつけの獣医師さんとご相談の上でお願いします。

 

 

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4月10日の結果です。

 

Alb 2.3

アルブミン値は前回(2月29日)より下がってしまいました。

検査の精度や体調などによる多少の増減はあるとのことです。

このくらいで踏みとどまってくれればいいのですが、心配になる数値でした。

 

BUN 99.4

Cre   1.89

こちらは肝機能に関わる数値ですが、どちらも上がってしまっています。

アルブミン値よりこちらの方が心配です。

(Albが下がったのはこの影響かも)

 

 

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P(リン)の値も少しずつ上がっているように見えます。

 

血液検査以外に、尿検査を外注で詳細に調べてもらっていて、これは前回(2月29日)の数値です。

尿中タンパク  461.9

尿中クレアチ二ン   79.1

UPC          5.84

SDMA       24

 

その他の現時点のデータ。

 

体重 4.0㎏

 

投薬(継続中):

エナラプリル(血管拡張剤※ワンハートの後発薬)

  1日2回 ※5mg錠(薄桃色)を1/2ずつ

アムロジピン( 血管拡張剤)

  1日1回 ※5mg錠の1/4に見えます

プレゾロドニン(ステロイド剤)

  3日に1回 ※5mg錠の1/2

 

この日は、春恒例のフィラリア検査や薬を処方してもらったりで通常より時間もお金もかかりました。

いつもは診察・検査(血液、尿、エコー等)・薬代(40日分)で2万円くらいです。

毎月2万円の出費はなかなかキツイのですが、少しでも改善してくれることを願ってえるぞうと一緒に頑張ろうと思います。