胸椎圧迫骨折で救急搬送されたときの話

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こんにちは。えるぞうです。

不慮の事故で背骨を骨折し、救急車で搬送されて入院していました。

 

入院中に圧迫骨折について調べていたのですが、自分のような中年女性に関する参考事例がありませんでした。

(圧迫骨折は高齢の女性に多い)

 

どなたかの参考になればと思い、怪我と入院の体験談をまとめておきます。

 

 

事故の経緯など

 

 

自宅の階段から転落したことによる怪我です。

階段を降りかけて忘れものに気づき、再度会談を上がろうとして方向転換した時にバランスを崩して転落したようです。

 

運悪く自宅階段はカーブが上の方1ヶ所で、その辺りから落ちたためほぼ一直線です。

しかも後ろから落ちたため、頭と背中を強打しました。

 

1階まで落ちた後、あまりの痛さに動くことができず、また頭を強打していたため不安になり救急車を呼ぶことにしました。

事故発生が平日の夜だったため救急車を呼びましたが、昼間だったら普通に病院に行ったかもしれません。

この時点では、あくまで「頭を打ったから念のため」という程度で、検査してすぐ帰されるだろうと思ってました。

 

 

救急車到着

 

 

10分ほどで救急車が到着しました。

自分ではなく家族に呼んでもらったので仕方ないですが、サイレンを鳴らさないで来てもらうことを推奨します。

命に関わるとは思えないレベルで、近所を騒がせて噂になるのは非常に恥ずかしいです(本当に)

 

重要なのでもう一度言います。

サイレンは遠慮しましょう!

 

救急車内にタンカで運び込まれ、意識があるかどうかなどの確認をして、設備が整っている隣の市の病院まで運ばれました。

ここでは基本的に何の処置もされなかったと思います。

 

余談ですが、走行中の救急車はけっこう揺れるので気持ち悪かったです(笑)

なにしろバンの真ん中に固定されて寝かされてるので、揺れがダイレクトに来る…

 

そして、救急車は高速の料金所もスルーなんですね~

初めて知りました。

 

 

救急病院到着

 

 

救急隊員の方が言われた通り、20分ほどで病院に到着。

(普通に行けば車で40~50分くらいかかると思う)

 

救急入口近くにある処置室に運ばれ(多分)、意識の確認や事故の経緯を質問されながら、採血後に点滴をされます。

ここで痛みと吐き気を訴えたため、点滴で薬を追加。

痛み止めが効いてくるのを待ちながら、その場でレントゲンを撮ります。

 

当然ですが、この時点で自分はほぼ真上しか見ることができない状況なので、どこで何をされてるのかあまりよくわかりません。

なので、事実ではない部分もあるかもしれません。

 

薬が効いてきたのかまたは検査室が空いたのか、CT検査をするために移動します。

これも天井しか見えない、ドラマ等でよくあるアレです(笑)

 

CT検査は初めてですが、あっという間です。

検査機器に入るために寝かされたマットが気持ちよかったです(笑)

 

 

検査結果、入院へ

 

 

CT検査が終わり、元の処置室へ戻ってきました。

もう、痛いし疲れてるし眠いし、時間の経過も話かけてくる人もなんだかよくわかりません。

 

余談ですが、最近の医療現場では、昔ながらの白衣のお医者さんとかナース帽つけた(女性の)看護師さんとか、素人のイメージする典型的な服装した人はいません。

要するに、医者なのか看護師なのかよくわかりません。

 

(多分)医師と思われる女性が検査結果を説明してくださいます。

 

「頭の方は特に問題はありませんでした。問題があったのは背骨で、第11胸椎という骨が圧迫骨折しています。寝たきりの安静が必要で、つまりこのまま入院です」

 

予想してなかった展開でした。

念のため、CTの検査をして、結局異常なしで深夜タクシーで帰宅する羽目になるだろう…と思っていました。

 

入院?!

 

「これから病室を手配します。個室などの希望はありますか?」

 

多分これがごく普通の手続きなのでしょう。

この混乱状態で、そんなことを的確に判断する余裕はありません。

個室は費用が掛かるだろうという程度の安易なイメージで多床室を希望しました。

冷静になって考えてみると、個室なんて多分怖くて眠れない。

 

そのまま、もとの処置室で部屋の手配を待ちます。

ここでなぜか心電図モニターを付けられます。

疲れ果てていたのではっきりわかりませんが、かなり待ったと思います。

 

ようやく部屋が用意され、処置用ベッドから入院用ベッドに移されて(これが痛い…)病室に移動します。

救急車に乗せられてから病室まで、まだ天井しか見てません。

 

 

病室へ

 

消灯後の真っ暗な病室へ運び込まれます。

看護師さんが点滴や心電図モニターなどをセッティングしてます。

もう何が何やらわかりませんが、本格的に入院するんだという実感が迫ってきました。

 

同室の方が寝ておられる中、お騒がせして大変申し訳なかったです。

でも、緊急病棟なんてそんなもんで皆さん通ってきた道だと、数日後に理解しました。

 

看護師さんがいろいろチェックして、点滴が漏れているとかで反対側の腕に刺し直しという苦行がございました(涙)

もう痛いとこだらけで、どこが痛むのかよくわからなくても注射だけは別格!

 

「翌朝5:30頃に採血があります」

 

こんな呪いの言葉でようやく長い夜が終了。

これだけはと思って持参したスマホを見ると、すでに2時過ぎ。

階段から落ちたのが21時過ぎなので、あれから5時間ほど経過していることになります。

 

入院するまでって大変なんですね…